名古屋市 河村たかし市長

 2010年に名古屋で開催されたCOP10に併せ、名古屋市が開催した生物多様性国際自治体会議にイクレイには共催者として参画して頂き、緊密な協力のもと会議を成功に導くことができました。

 そのCOP10の開催を契機に、名古屋市では身近な自然を守り・育てる市民や地域の方々による活動がより活発になりました。この活動を継続し、発展させていくため、平成23年に「なごや生物多様性センター」を設立し、市民協働による生物調査や保全活動を実施するとともに、調査などにより得られた情報を蓄積し、市民の方々にわかりやすく伝える取組みを進めています。

 今後も、イクレイを通じて国内外の自治体との情報交換を行うとともに、地域の環境保全の取組みを積極的に推進していきます。

名古屋市の概要

人口:約230万人(2016年6月現在)
面積:326.45km²

名古屋市は、本州中央部にある濃尾平野の河口に位置し、太平洋岸に面する都市です。

市域の93%が市街化区域であり、都市化が進んでいます。また、日本の三大都市圏の一角を占める中京圏の中心都市として発展しています。

環境面の取り組み

かつて名古屋市のごみ処理量は一貫して増えつづけ、平成10年度には焼却・埋立の両面で処理能力の限界を迎えつつある状況となっていました。当時、名古屋市では藤前干潟に次期埋立処分場を建設する計画を進めていましたが、干潟が渡り鳥の貴重な飛来地であったことから、市民の埋立中止を求める声が高まっていました。こうした状況の中で熟慮を重ねた末、平成11年1月、藤前干潟の埋立計画の中止を決断しました。翌2月に「ごみ非常事態宣言」を発表して市民・事業者に対し、ごみ処理の窮状を率直に伝えるとともに、市民・事業者・行政の協働による大幅なごみ減量を訴えました。その後、徹底した分別・リサイクルの取組みにより、平成25年度には、ごみ処理量は約4割、埋立量は約8割削減されました。また、埋立から守られた藤前干潟は、平成14年に「ラムサール条約」に登録されました。

このように、ごみ減量の取組みを通して培われた「市民協働」の力は、愛・地球博(環境万博)の開催、生物多様性の保全(COP10の開催)やESD※ユネスコ世界会議の開催へとつながっていきました。今後も、市民協働のもと、持続可能な都市「環境首都なごや」を目指していきます。

※ESD:”Education for Sustainable Development”の頭文字をとったもので、「持続可能な社会を支える担い手づくり」という意味。

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