環境省は2022年6月9日に「令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」を発行しました。この白書では、地球環境の悪化やそれが経済や社会に与える影響などの課題について取り上げており、気候変動枠組条約第27回締約国会議や生物多様性条約第15回締約国会議、G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合(p.9)などの国際会議の結果も紹介されています。また、炭素中立、循環経済、自然再興の同時達成を実現するための相互連関や地域循環共生圏、ライフスタイルシフトなどの取り組みにも言及されており、ローカルSDGsにも重点が置かれています。
一方、地方創生・地域経営の専門誌「日経グローカル」が、全国815市区を対象にした「第3回 SDGs(持続可能な開発目標)先進度調査」の結果、イクレイ日本会員自治体のうち、さいたま市(1位)、豊田市(2位)、京都市(4位)、北九州市(5位)、板橋区(8位)、神戸市(10位)がベスト10入りしました。このなかの4つの自治体がSDGs未来都市に選定されており(p.239)、イクレイ会員自治体の存在が光っています。
また、再エネ100宣言(p34)、環境モデル都市一覧や環境未来都市一覧(p.105)、さらに地方公共団体間の連携や第3回脱炭素都市国際フォーラムの開催についても、イクレイ会員自治体が関与していることが記載されています(pp.255-256)。
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