【開催報告】生物多様性条約第15回締約国会議 第1部 in 中国・昆明
「生態文明 地球上の全ての生命が共有する未来を築く」をテーマとする生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)が、中国・昆明市において開幕し、2021年10月11日(月)から15日(金)に第1部が開催されました。ハイレベルセグメントでは「昆明宣言」が採択され、2022年4月25日(月)から5月8日(日)に開催される第2部では、愛知目標に代わる「ポスト2020生物多様性世界枠組」が採択される見込みです。
愛知県は、第1部にオンラインで参加しました。11日の開会全体会合では、愛知県を含む地方政府のグループを代表して、イクレイ東アジア事務局長のシュ・ジュ氏が、「生物多様性の保全・回復・主流化のための具体的な施策を行っている地方政府の役割と貢献の重要性」等について声明を発表しました。13日のハイレベル・セグメント閉会全体会合でも、同グループを代表して、イクレイ世界事務局長のジノ・ヴァン・ベギン氏が、「更新版 地方政府のための生物多様性に関する行動計画」の採択支持を締約国に呼びかけました。なお、生物多様性条約は、あらゆるレベルの地方政府の関与に係る包括的な行動計画がある、唯一の国連条約です。
また、世界の様々な団体や地方政府のリーダーらがビデオ・メッセージを寄せました。2010年のCBD-COP10開催地である愛知県の大村秀章知事は、「世界目標の名を冠した県として、今後も引き続き、『ポスト2020生物多様性世界枠組』に貢献していきます。皆さん、一緒に行動を起こしましょう!」と力強く呼びかけました。これらの動画は、生物多様性条約事務局ハイレベルセグメント特設ウェブページ及びYouTubeで公開されています。
その他、イクレイグローバル実行委員会のユカタン州知事および生物多様性ポートフォリオリーダーであるマウリシオ・ヴィラ・ドサル氏等からのビデオメッセージもハイレベルセグメント特設ウェブページ及びYouTubeで公開されております。
地方政府のグループでは、第2部での「更新版 地方政府のための生物多様性に関する行動計画」の採択に向け、引き続き連携して取組を進めていきます。
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