特別イクレイカフェを開催(2月28日)
COP26で採択されたグラスゴー気候合意において、私達は2050年までにCO2排出ゼロを達成する必要があります。しかし、その目標達成のために、どれくらいCO2を削減すればいいのか、どういった行動が求められるのか分かっていません。
そこで、市民のライフスタイルに関連して排出されるCO2が全排出量の約6割を占めるなか、2021年度第5回目の特別イクレイカフェでは、IGESの1.5℃ライフスタイルプロジェクト研究チームの一員でもある国立環境研究所 研究員・IGESフェローの小出瑠さんをお呼びして、過日公開された地域別の「脱炭素型ライフスタイルの選択肢」を題材に、カーボンフットプリントとその温室効果ガスの削減効果について紹介していただきました。自治体がより効果的で持続可能な脱炭素型の施策を実施できるよう、本データブックの活用方法例についてご説明いただきました。
さらに、IGESの小嶋公史上席研究員(プログラムディレクター)より、カーボンフットプリントを用いた定量分析と市民参加型手法を組み合わせた手法の意義についてご説明いただいたうえで、京都市と横浜市で実施したワークショップと市民からのフィードバックについてご報告いただきました。
また、札幌市からはZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)設計に対する支援制度や建築物環境配慮制度など現場での取り組みを共有していただきました。