マカオ国際環境フォーラム&見本市(MIECF)に参加しました

2025年3月、マカオ特別行政区が主催する「2025年マカオ国際環境フォーラム&見本市(MIECF2025)」に参加しました。MIECF2025は、グリーンな開発と都市の発展等をテーマとしたイベントです。3日間の会期中に、環境保護やグリーンイノベーションをテーマとした展示会と国際会議が開催され、16,000人以上が集いました。
イクレイ日本は、イクレイ東アジア地域事務所、マカオグリーン・低炭素産業協会、深セン国際低炭素フォーラム発展機構が主催する「グリーンで低炭素な都市転換と産業協力に関する円卓会議」に出席しました。
同円卓会議には、韓国・ソウル市、ブラジル・ベーロ・ジャルジン市、タイ・バンコク市、中国・貴州省、フィリピン・モンテルパ市などの都市や大学関係者、商工会議所、地元企業等が参加し、低炭素な都市づくりに関する発表が行われ、議論が交わされました。
イクレイ日本からは、日本の自治体の脱炭素化に向けた取組を発表しました。特にイクレイ日本加盟自治体である東京都や川崎市にて新たに導入された新築住宅等への太陽光パネル設置義務化の制度や京都市や横浜市の脱炭素先行地域の取組について紹介しました。
円卓会議に続く視察では、マカオに隣接する特区である横琴島を訪問しました。横琴島は、広東省政府とマカオ政府の共同管理下の経済特区であり、積極的に起業家を誘致しているゼロカーボンを目指す地区(島)です。10年程度で急速に開発が行われ、研究開発の拠点等になっています。今回は、一般には公開されていない横琴島の展示センターのほか、官民協働の再生可能エネルギー等に係る研究開発所を視察することができました。