【北九州市・神戸市】「自然共生サイト」に国内初の環境大臣認定!GBFの目標達成への第一歩に
2023年度から、環境省は企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を始め、35都道府県122カ所が初の環境大臣認定を受けました。認定された122か所の合計面積は約7.7万ヘクタールで、これは国土の約0.2%に相当し、東京23区を超える広さです。
イクレイ日本の会員自治体から、北九州市の響灘ビオトープと神戸市北区の里山林・棚田・ため池が「自然共生サイト」に認定されました。
- 響灘ビオトープ:北九州市の廃棄物処分場跡地に、建設された日本最大級のビオトープです。市民は生物多様性に配慮しながら、自然とふれあえる魅力ある自然環境学習拠点となっています。
- 神戸市北区の里山林・棚田・ため池:里山の魅力が今も息づき、棚田では農業と市民団体の保全活動が共存しています。ここでは希少な生物と美しい景観が保存され、多様なトンボやカエル、希少種も観察できる自然の宝庫です。文化と自然が調和し、訪れる人々に驚きと美しさを提供しています。
今後、保護地域との重複を除いたサイトは、国際データベースに「保護地域以外で生物多様性保全に資する区域(OECM)」として登録され、30by30などの生物多様性世界枠組(GBF)の目標達成に貢献していきます。
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