イクレイと国内外会員のグリーンインフラへの取組
近年、気候変動や激甚化する自然災害への対応、コロナ禍のなかで生態系を活用したグリーンインフラの取組が国内外で注目されています。 イクレイが10月にオンラインで開催したDaring Cities 2020でも、グリーンインフラに関するセッションが開催されました。
日本では、11月6日から8日までグリーンインフラ・ネットワーク・ジャパン全国大会が開催されました。
6日のオープニングシンポジウムでは、イクレイアメリカの会員であるポートランド市から、ビデオメッセージでコロナ禍や森林火災など厳しい状況のなかでの、気候変動対策や再資源化などグリーンインフラをけん引する取組の紹介をいただきました。
7日は、環境省生物多様性戦略推進室の蔵本洋介氏より、ポスト2020生物多様性枠組や次期生物多様性国家戦略の中でのグリーンインフラの位置づけや、横浜市などが進めるブルーカーボン、8日は門川大作京都市長によるビデオメッセージの後、京都市の職員が登壇し、生物多様性保全と気候変動緩和・適応策、豪雨災害対策を統合した雨庭活用の紹介がありました。
また、北九州市の公共・民営地を活用したグリーンインフラの事例紹介などがあり、多様な取組が日本で進められていることが分かりました。
関連リンク
Daring Cities 2020 セッション
・Building Resilient Urban Futures with Nature(自然とともに回復力のある都市の未来を築く)
・Nature-Based Solutions For Cities – What Are They And How Can Their Uptake Be Increased?(都市のための自然ベースのソリューション)