【愛知県】生物多様性条約第14回締約国会議(COP14)に参加しました
愛知県は、生物多様性条約COP10(2010年)の開催地として「愛知目標」の達成に貢献していくため、継続的にCOP等に参加しています。COP13(2016年)からは、「愛知目標達成に向けた国際先進広域自治体連合(※)」(以下、「連合」という。)としても活動しています。
11月にエジプト・シャルムエルシェイクで開催されたCOP14にも、大村知事が参加し、サブナショナル政府の行動の重要性を訴えました。
11月22日には、大村知事が、生物多様性条約事務局長や地元南シナイ県知事、イクレイの代表らとともに記者会見に臨み、連合のCOP14に向けた声明「2020年とその後に向けたサブナショナル政府の役割」を発表するとともに、世界のサブナショナル政府の連携を訴えました。連合の声明は、世界の生物多様性保全の活性化に向けたサブナショナル政府の重要性を明らかにするとともに、ポスト愛知目標の議論にも積極的に参加している意思を表明したものです。
11月23~24日に世界46カ国70自治体の参加により開催された第6回生物多様性国際自治体会議では、ハイレベル円卓会議、クロージング全体会合等に大村知事が出席し、環境と経済を両立させる愛知県の取組や、連合の活動を紹介するとともに、サブナショナル政府の「行動」の重要性を訴えました。
連合の主張は、国際自治体会議の成果文書「シャルムエルシェイク・コミュニケ」の締約国への要請として明確に反映され、COP14の決議文書でも、ポスト愛知目標の議論にサブナショナル政府の参加が明記される結果となりました。
※愛知県の提唱により2016年8月に設立されたグループ
現在のメンバーは、愛知県、メキシコ州政府連合、カンペチェ州(メキシコ)、カタルーニャ州(スペイン)、江原道(韓国)、オンタリオ州(カナダ)、ケベック州(カナダ)、サンパウロ州(ブラジル)