【札幌市】「第2次札幌市環境基本計画」を策定
環境施策の推進をSDGsの達成につなげる
札幌市は、2018年から2030年までの環境の保全に関する長期的な目標や施策の方向を示す「第2次札幌市環境基本計画」を2018年3月30日に策定しました。
計画の位置付け
同計画は、札幌市環境基本条例に基づき、環境保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために策定されたものです。また、具体的な施策や事業に関する個別計画(地球温暖化対策やエネルギーに関する計画など)は、環境基本計画の方向性を踏まえて内容が検討されることから、同計画は、札幌市の今後の環境施策を影響する重要なものとして位置づけられています。
計画の特徴
第2次計画では、2050年の札幌市のあるべき将来像「次世代の子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な都市『環境首都・SAPPRO』」の設定や、環境施策の推進を「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成につなげていることが特徴です。
地球規模の環境問題が複雑化する中、特定の環境分野にとどまらず、経済・社会などを含め分野横断的な視点で様々な課題を同時に解決し、相乗的な効果(マルチベネフィット)の創出が求められます。第2次計画では、将来像の実現に向けた各目標に、関連するSDGsの具体的なターゲットが結び付けられており、国際的な目標の達成への貢献と同時に、地域においては、多様な視点で環境施策が推進されることが期待されます。
また、市民の意見やアイディアを計画に反映させることを目的に、策定のプロセスにおいて市民ワークショップが開催されました。3回に渡って開催されたワークショップでは、目指すべき将来像やその達成に向けた具体的な取組などについて、意見交換が行われました。