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2023年10月31日
 
本ニュースレターは、イクレイのメールニュース配信をご希望いただいた方へお届けしております。
世界125カ国に広がる国際NGOがSDGs達成に向けた国内外の自治体の取組情報をお伝えします!

イクレイ日本30周年
2023年10月14日、イクレイ日本は創立30周年を迎えました。この特別な節目を祝して、私たちは30周年記念誌を制作しました。この記念誌は、過去30年にわたる成果と努力、そして未来への展望を探るものです。イクレイ日本が持続可能な都市と地域を築くために果たしてきた役割や国内外の協力関係に焦点を当て、その歩みを振り返ります。
 Contents 

会員自治体ニュース

【北九州市・神戸市】「自然共生サイト」に国内初の環境大臣認定!GBFの目標達成への第一歩に

2023年度から、環境省は企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を始め、35都道府県122カ所が初の環境大臣認定を受けました。認定された122カ所の合計面積は約7.7万ヘクタールで、これは国土の約0.2%に相当し、東京23区を超える広さです。 
イクレイ日本の会員自治体から、北九州市の響灘ビオトープと神戸市北区の里山林・棚田・ため池が「自然共生サイト」に認定されました。
 
  • 響灘ビオトープ:北九州市の廃棄物処分場跡地に、整備された日本最大級のビオトープです。市民は生物多様性に配慮しながら、自然とふれあえる魅力ある自然環境学習拠点となっています。 
  • 神戸市北区の里山林・棚田・ため池:里山の魅力が今も息づき、棚田では農業と市民団体の保全活動が共存しています。ここでは希少な生物と美しい景観が保存され、多様なトンボやカエル、希少種も観察できる自然の宝庫です。文化と自然が調和し、訪れる人々に驚きと美しさを提供しています。
今後、保護地域との重複を除いたサイトは、国際データベースに「保護地域以外で生物多様性保全に資する区域(OECM)」として登録され、30by30などの生物多様性世界枠組(GBF)の目標達成に貢献していきます。 
 

【京都市・浜松市】「JCIリーダーズサークル」に参加しています!

京都市など多数のイクレイ日本の会員自治体が参加するネットワーク団体、気候変動イニシアティブ(JCI)は、脱炭素の加速化、共創・協働、リーダーシップの重要性をテーマに、2023年10月6日(金)に「気候変動アクション日本サミット (JCAS) 2023」を開催しました。
京都市は、JCAS2023で発足した「JCIリーダーズサークル」に参加し、国際航業(株)、(株)大川印刷、ニッセイアセットマネジメント(株)、(一社)エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議、千葉商科大学の代表者らと共にトップリーダーセッションに、ビデオメッセージにて登壇しました。門川市長は、メンバーとして、住民に最も近い基礎自治体の最前線から、1.5℃目標に向けた変革を加速させていく決意を表明しました。
 
また、太陽光導入量日本一を誇る浜松市はJCAS2023のセッション2にて、コンソーシアムや協議会などを通じた脱炭素と地域企業GXを組み合わせた独自の官民連携の取組みを紹介しました。
 

【東京都・川崎市】「ソーラーウィーク2023」に登壇します

東京都川崎市は、(一社)太陽光発電協会が主催するソーラーウィーク2023に登壇します。
11月7日~17日の期間中、シンポジウムやセミナーなど、太陽光発電に関する多様なイベントが開催される中、東京都は新築建物への太陽光発電設備設置を義務化する制度や住宅向けの太陽光パネルリサイクルの取組について、川崎市は新築建物への太陽光発電設備設置を推進する条例制度について講演します。是非ご参加ください。
 
  • 11月10日 住宅への太陽光パネル設置促進セミナー【東京都、川崎市登壇】
  • 11月14日 太陽光パネルリサイクルセミナー【東京都登壇】

【川崎市】第20回川崎国際エコビジネスフォーラムを開催します!

川崎市環境総合研究所では、脱炭素等に向けた市内企業の優れた環境技術や国内外の取組についての情報交換や発信を目的にフォーラムを開催しています。
第20回目の節目となる今回は、次の時代の環境ビジネスで川崎が競争力を保てるか、改めて足元を見直す機会ととらえ、川崎で始まった脱炭素経営への転換をテーマに開催いたします。
川崎の産業を形成する大企業・中小企業にファイナンスの視点を加え、この大転換期における競争を勝ち抜くための課題と戦略を明らかにすることを目的にパネルディスカッションを行います。
当日は、会場のカルッツかわさきにて第16回川崎国際環境技術展を開催しており、フォーラムはその初日に併催致します。参加料は無料ですので、ぜひ御気軽にご参加ください。
 
  • 日時:2023年11月15日(水)10時50分~12時20分
  • テーマ:川崎で始まった脱炭素経営への転換~企業と金融機関が取り組む課題と戦略~
  • 開催方法:会場での有観客開催及びオンライン配信
  • 定員:100名(事前申込、先着順)※参加費:無料
  • 会場申込:下記申込フォームにアクセスしてお申込みください。(申込みフォーム
  • 申込締切:2023年11月13日(月)※どなたでも御参加いただけます。当日席に余裕がある場合は、当日参加も受け付けますが、申込人数が定員に達した場合、申込受付を終了とさせていただきます。 

【京都市】「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式・国際シンポジウムを開催いたします!

KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会及び京都環境文化学術フォーラムでは、世界で地球環境の保全に著しい貢献をされた方々を顕彰するため、「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式を開催するとともに、殿堂入り者等を囲む国際シンポジウムを開催しています。
 
2023年度は、中村桂子氏(殿堂入り者)と高校生によるトークセッションや、中村桂子氏と山極壽一氏(総合地球環境学研究所長)のパネルディスカッションを開催するほか、シンポジウムにおいて、ジル・クレマン氏(殿堂入り者)のビデオメッセージを放映します。
 
1 第14回殿堂入り者
ジル・クレマン氏 庭師、修景家、小説家
中村 桂子氏 JT生命誌研究館名誉館長
 
2 式典概要
日時:2023年11月18日(土) 13時~17時
場所:国立京都国際会館(京都市左京区岩倉大鷺町422) Room A
 
3 申込方法
申込期日:2023年11月16日(木)まで【必着】
申込方法:下記申込フォームにアクセスしてお申込みください。(申し込みフォーム

詳細・関連サイト

【さいたま市】クアラルンプール市長、ペナン市長、クチン北市長等がさいたま市を訪問しました

さいたま市が連携するマレーシア・クアラルンプール市と共に、同国ペナン市、クチン北市と、彼らの訪日をコーディネートするマレーシア工科大学の代表団が10月21日(土)にさいたま市を訪問しました。
清水勇人市長は、クアラルンプール市のカマルザマン市長、ペナン市のラジェンドラン市長、クチン北市のハジ・ヒルミー市長等の表敬訪問において、今回のさいたま市訪問がペナン市やクチン北市との連携にも繋がることへの期待や、互いに学びあうことで、脱炭素の取組を加速させたい旨を発言しました。
表敬訪問後、環境負荷の低減やエネルギーセキュリティが確保された「スマートホーム・コミュニティ」等を視察しました。
さいたま市は今後も、国内外の都市と対話を重ねながら、ゼロカーボンシティの実現に向けた取組を推進してまいります。

【札幌市】さっぽろ 省エネ家電で家計を応援キャンペーン を実施しています

札幌市では「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、この度、一般家庭でのCO2排出量削減の後押しと、昨今の物価高騰に伴う家計の負担軽減を図るために、10月10日(火)より「さっぽろ 省エネ家電で家計を応援キャンペーン」を開始しました。
このキャンペーンは、省エネ基準達成率100%以上の寒冷地エアコン・冷蔵庫・エコジョーズの3製品を対象とし、市内の登録店舗で購入された札幌市民の方に、購入金額に応じて最大5万円分のキャシュレスポイント等を付与するものです。
また、キャンペーンと連動した啓発活動として、家電量販店に省エネ相談窓口や展示ブースの設置を行ったり、省エネエキスパート等によるコラムをキャンペーンサイトに掲載するなど、脱炭素型ライフスタイルへの転換を促進していきます。

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【札幌市】「さっぽろランタンフェス2023」で公用車のFCVから外部給電を実施しました

9月16日(土)、札幌市内にある中島公園において、「札幌ランタンフェス2023」が開催されました。
このイベントは、未来を照らし「光り輝く元気な札幌」を実現すべく、光をテーマに賑わいなどを創出する目的で開催されました。
当日はLEDを用いたランタンを糸に付けて空に浮かべる幻想的なイベントを行ったほか、装飾品を作るワークショップが開催されるなど大盛況でした。
札幌市環境局は、会場に公用車の燃料電池自動車(FCV)を展示しました。会場に設置したLED基盤を用いたデジタルアートへの給電を実施し、多くの来場者が見学しておりました。

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【札幌市】「秋のヒグマ痕跡探しバスツアー2023」を開催しました

9月19日(火)に札幌市定山渓自然の村にて「秋のヒグマ痕跡探しバスツアー2023」を開催しました。
本バスツアーは、ヒグマによる人身事故を未然に防止するため、山林に入る際の注意点を市民に普及啓発することを目的にしたものです。
当日は、ヒグマの専門家を講師として迎え、ヒグマの生態や痕跡の見分け方についての講義や山林でのフィールドワークを行いました。
ヒグマ対策を進めていくにあたっては、市民1人1人がヒグマに関する正しい知識を習得することが大切であるため、今後もイベント等を通して、市民のヒグマに対する意識醸成を図ってまいります。

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【佐渡市】第6回 生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA2023)を開催します

「トキと共生する佐渡の里山から始まる 新・生物多様性農業」と題し、生きものに配慮した農業、有機農産物、SDGsや脱炭素を踏まえた、これからの農業のかたちを考えるシンポジウムを行います。

  • 日時:2023年11月18日(土)・19日(日)
  • 会場:あいぽーと佐渡(佐渡市両津夷384-11)ほか(現地開催のみ・後日動画配信予定)
  • 定員:150名、要申込
  • 参加費:無料

イクレイ日本ニュースレター受信者に限り、11月9日(木)まで参加申込可能です。
イベント詳細・参加申込はこちら 
主催・お問合せ:佐渡市役所 農林水産部 農業政策課(電話0259-63-5117)

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【墨田区】令和5年版 すみだの環境(令和4年度実績)

墨田区では毎年、区の環境事業の実績をまとめた「すみだの環境」を発行しています。ゼロカーボン都市の実現や都市緑化、雨水の効果的な利用、環境教育と啓発活動など、2022年度の実績をまとめ紹介しています。

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【東京都】「TIME TO ACTフォーラム 2023」を開催しました

東京都は、10月19日、「TIME TO ACTフォーラム2023:エネルギーの脱炭素化~都市における再生可能エネルギーの実装加速化に向けて~」を開催しました。
 
東京都は、今こそ、行動すること「TIME TO ACT」を合言葉に、脱炭素化に向けた実効性ある行動を加速させるため、東京発の気候危機行動ムーブメントを展開しています。
 
2020年度に始まり4度目となる本イベントでは、気候危機への対応において不可欠である再生可能エネルギーに焦点を当てました。内田東吾イクレイ日本事務局長の司会のもと、海外の自治体首長や各界のリーダーと共に、エネルギーの脱炭素化に向けた先進施策・最新技術を共有しました。 
 
フォーラムの最後には「再生可能エネルギーの実装加速化に向けたTIME TO ACTフォーラム2023共同メッセージ」が発表され、気候危機とエネルギー危機を同時に克服していく決意が表明されました。 

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【武蔵野市】未来へつなぐ旧赤星邸と庭園プロジェクト

武蔵野市内の旧赤星鉄馬邸は、明治時代の実業家である赤星鉄馬の自邸で、アントニン・レーモンド設計による美しい建築です。 この建物は陸軍やGHQに接収された後、修道院として使用されましたが、市の取得後2022年に国の登録有形文化財に登録されました。
2023年から「未来へつなぐ旧赤星邸と庭園プロジェクト」を始め、11月5日には緑豊かな庭園をどのように活用できるかを実験する取り組みが行われます。 10:00から16:00まで出入り自由となっております。
また、2023年11月15日から21日まで、旧赤星邸を一般公開します。事前申し込み制となっておりますので、詳細情報をご覧のうえ事前に申し込んでください。たくさんのご来場をお待ちしています。

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【横浜市】国際コンベンション「Y-SHIP 2023」の開催及び参加者募集

国際コンベンション Y-SHIPを開催します!
 
国内外の第一人者により、カーボンニュートラルの実現に向けたアイディアやナレッジを共有。グリーントランスフォーメーションによる新たな社会の創造に向け、横浜発のソリューションを世界に発信します。
国内外企業、海外スタートアップ支援機関、国際機関、大使館、アジア諸都市のリーダーなど多様なメンバーを招聘。
会場において国境や分野を超えた参加者による交流の機会を提供します。ぜひご参加ください!
 

開催日時・場所
  • 日時:2023年11月14日(火)10:00-17:30、11月15日(水)10:00-18:00
  • 場所:パシフィコ横浜ノース(一部のセッションはオンライン配信も実施)
    *現在確定している登壇者など最新情報は下記サイトをご確認ください。
  • 参加方法:公式サイトからの事前登録が必要

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グローバルニュース

UrbanShift Asia Forum 2023

UrbanShift Asia Forum 2023は、気候変動対策への資金調達にフォーカスし、9月25日から28日までイクレイの主催で開催されました。インド、インドネシア、中国、ネパール、スリランカ、ベトナム、フィリピン、マレーシアの都市から250人以上が参加し、急速に成長する大都市の持続可能な開発について議論しました。また、気候変動への対応に向け都市が連帯するためのプラットフォームを提供しました。
 
また、イクレイの専門家が国連環境計画などと提携して創設したUrbanShift City Academyは、無料オンラインコースを提供します。どのコースも都市実務者に持続可能な都市計画と戦略を推進するためのツールを提供しています。

地方の気候行動に関するG7ラウンドテーブルを開催

イクレイは、環境省が2023年10月5日と6日に開催した地方の気候行動に関するG7ラウンドテーブル会合に、国土交通省、(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)、およびアーバン7とともに協力しました。
 
この会合には、G7メンバー(日本、カナダ、欧州連合、フランス、ドイツ、イタリア、英国、アメリカ)の環境関連省庁と都市関連省庁の政策担当者が参加し、地方の気候行動を促進する国内政策と国際協力について議論しました。
会合では、中央政府が地方政府への支援策やG7外の地方政府への国際協力について情報共有が行われました。アーバン7代表も参加し、官民連携促進、気候変動の主流化とデジタル変革を活用した都市開発、G7外の地方政府への支援などについて議論しました。
会合の成果はCOP28などで共有される予定です。

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【さいたま市】地方の気候行動に関するG7ラウンドテーブルに登壇しました

さいたま市清水勇人市長は、10月6日(金)、環境省が主催する「地方の気候行動に関するG7ラウンドテーブル」に、日本のUrban 7の代表として登壇しました。
さいたま市とクアラルンプール市との都市間連携事業を紹介し、マルチレベルでの更なる連携の強化が必要であると発信するとともに、Urban 7がG7各国政府と連携しながら、地球規模の気候変動に対応するための原動力となっていきたいと表明しました。

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イクレイ日本ニュース

国際プラスチック条約シンポジウム-交渉の現在地と展望-を開催(9月28日)

イクレイ日本はグリーンピース・ジャパンと、2025年の国際プラスチック条約採択に向けて条約交渉の現状や見通しの共有、関係する様々なステークホルダーが対話する場「国際プラスチック条約シンポジウム ー 交渉の現在地と展望 ー」をハイブリッドで開催し、300人ほどが参加しました。

開会挨拶でイクレイ日本の内田東吾事務局長は、イクレイがプラスチックに関する条約に積極的に参加していること、国、自治体、企業、NGO、研究機関と協力して、プラスチック問題に対処し、国際合意達成を目指していることを表明しました。
東京都からは、リユースの主流化や水平リサイクルの実装に関する取組紹介や、条約制定により「公平な競争環境」が整うことにより取組が進展することに関する期待が表明されました。
また、ステークホルダーラウンドテーブルでは海洋研究開発機構(JAMSTEC)から映像で日本の海底にごみが散乱している様子を見せていただいた後、登壇者がプラごみを削減するための取組みや意見を共有しました。

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J-GBFネイチャーポジティブ行動計画公表

2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)は、「J-GBFネイチャーポジティブ宣言」に基づいた「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画」をまとめ、2023年9月12日の第二回J-GBF総会で発表し、10月公式サイトで公開しました。
総会には、イクレイ日本の内田東吾事務局長が出席しました。行動計画には「国内の自治体の取り組み事例を、イクレイが主導する国際的な生物多様性報告プラットフォームであるCities/RegionsWithNatureを通じて世界の自治体と共有する」ことを明記しています。
 
また、名古屋市が代表を務める生物多様性自治体ネットワークは、「加盟自治体数を増やし、ネットワーク内における先進事例等の共有や、連携した取組みを進めることにより、ネイチャーポジティブの実現に貢献する」こと、「加盟自治体へ30by30アライアンス加入の呼びかけを行うとともに、自然共生サイトの推進に向けた情報交換等を行う」ことを行動計画に掲げています。
 
イクレイ日本は、会員自治体やイクレイ本部および海外事務所と協力し、ネイチャーポジティブの達成に積極的に取り組んでいます。

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事務所だより

イクレイ日本は、創立30周年を記念して、事務所の活動状況について報告するために、「事務所だより」を随時掲載することにしました。

No.2 イクレイ南アジア事務所への訪問(ニューデリー)

2023年1月、竹本理事長は日本とインド両国政府がデリー市で共同で開催する日本・インド環境ウィークの関連行事に参加しました。そして、デリー市に拠点を置くイクレイ南アジアを訪問し、クマール事務局長と意見交換を行う機会を得ました。以下はその報告です。
 
イクレイ南アジア事務局は、南アジア地域でのプロジェクト推進を担当する拠点を設置し、インド、バングラデシュ、ネパールを中心とする地域においてプロジェクトの実施を支援しています。さらに、この地域内の主要都市に同事務局の専門職員を派遣・常駐させ、派遣地域における関連プロジェクトの円滑な実施をサポートしています。これらの活動を通じて、イクレイ南アジア事務局は地域内で強力なイニシアティブを展開し、75以上の加盟都市からなる地域ネットワークの運営・管理を行っています。
イクレイ南アジア事務局の事務局長であるクマール氏は、世界事務局の副事務局長も兼務しており、世界全体のイクレイ活動を推進する中心的な役割を果たしています。
 
今回の訪問では、特に2023年において、日本がG7議長国であり、インドがG20議長国であるという重要な立場を考慮し、これらの国際意思決定プロセスにおいて、都市の視点から効果的に貢献するため、両国のイクレイ事務所としての役割に焦点を当てた意見交換が行われました。
近年、G7およびG20の議長国は、持続可能な社会を実現するために都市の活動に注力し、これに伴い、アーバン7(U7)およびUrban20(U20)といったエンゲージメント組織を設立しました。イクレイはこうした会議体の活動において中心的な役割を果たし、都市の持続可能な発展に向けた取り組みを支援しています。
 
こうした共通の理解のもと、当方からは2023年3月に計画されているU7市長サミットに向けた進行状況を共有し、また、U20会合を主催するハイデラバード市のU7市長サミットへの参加について、クマール事務局長に側面的なサポートをお願いしました。一方、クマール事務局長からは、U20に向けたインド国内での調整状況などについて情報共有を受け、今後の両事務所間での密接な連携を約束しました。
 
このようなイクレイ構成メンバー間における戦略的な連携の重要性を認識し、今後もあらゆる機会を活用して、関係者間の一層の連携を強化していく意向です。 

詳細

<イベント>


気候変動枠組条約第28回締約国会議(2023年11月30日~12月12日)
「イクレイ(ICLEI)-持続可能性をめざす自治体協議会」は、
持続可能な社会の実現を目指す2,500以上の自治体で構成された国際ネットワークです。


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