生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)
コロンビア・カリ
2024年10月21日 - 11月1日

生物多様性条約第16回締約国会議(CBD COP16)の公式パラレルイベントである「第8回生物多様性自治体サミット」は、2024年10月26日にカリのCOP会場ブルーゾーンで開催され、10月25日から27日までの3日間のプログラムの一環として行われます。2010年に第1回サミットが開催されて以来、今回が8回目となります。

イクレイは、過去20年にわたり、イクレイ都市生物多様性センター(CBC)を通じて、国連生物多様性条約事務局(SCBD)、生物多様性条約締約国会議(CBD COP)開催国・都市、そしてRegions4UNEPなどの主要なパートナーと緊密に協力し、CBD COPにおいて地方自治体の声を高め、人々と生物多様性が繁栄する活力ある都市・地域づくりのために強力な行動を起こしてきました。

このような協力関係は、CBD COPにおける公式なパラレルイベントとして、生物多様性自治体サミットを開催するだけでなく、交渉の場における議席と発言権も獲得しました。その結果、生物多様性条約(CBD)や生物多様性の世界目標に対する都市や地域の貢献を認める20以上の決定が採択され、その中には、サブナショナル政府や都市が関与するマルチレベル・ガバナンスメカニズムや行動計画を定める専用の決定も含まれています。

第8回生物多様性自治体サミット オフィシャルサイト

カリをCBD COP開催都市にすると発表したコロンビア大統領は、このCOPが自然との仲直りを実現するCOPであると宣言しました。カリは、世界で最も多様性に富んだ地域のひとつに位置しています。自然との調和、正義、公平性、生物多様性がもたらす社会的・経済的利益に取り組むことは、カリにとって最優先事項です。

本サミットは、CBD COP16の目的と優先事項に沿ったものであり、昆明・モントリオール生物多様性枠組と「15/12. 昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施を強化するための、サブナショナル政府、都市及びその他の地方自治体の関与」の行動計画の実施に貢献する、地域・地方規模での生物多様性行動を紹介します。

世界各地から地方自治体およびサブナショナル政府の指導者と、その主要なステークホルダーが招かれ、ハイレベルのダイアログを通じて、生物多様性や自然に関する資金や投資を地域や地理的なレベルで活用する際の重要な課題や実施の進捗状況について話し合います。

プログラム

2024年10月26日に開催される「第8回生物多様性自治体サミット」は、「Partnering(パートナーシップ)」「Progress(進歩)」「Peace(平和)」という3つの柱に基づいたプログラムを中心に構成されています。イクレイ会員自治体である愛知県名古屋市は、現地から参加し、それぞれの取り組みを紹介します。

PARTNERING

セッション 1
生物多様性の資金ギャップを縮める:自然のためのパートナーシップの構築

本セッションでは、生物多様性の資金不足に対処するための革新的な解決策、メカニズム、そして地方自治体、都市、民間セクター、国際開発金融機関(MDBs)のパートナーシップを探ります。また、都市や地域(景観レベル)の生物多様性の保全に関する取り組みのための資金調達ソリューションを拡大するための成功事例や協力関係に焦点を当てます。

名古屋市は、イクレイ日本の内田東吾事務局長がモデレーターを務めるこの本セッションの第2パネルに登壇します。同市は、国内外の生物多様性資金調達の機会をどのように活用しているか、また、生物多様性保全のための資金調達が効果的であるだけでなく、包括的で拡張可能であることを保証するための重要な要素を共有します。

PROGRESS

セッション 2
政府全体の解決策:
都市と地域の生物多様性の保全に関する取り組みの実施における進展の実証

昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)および「15/12. 昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施を強化するための、サブナショナル政府、都市及びその他の地方自治体の関与」、ならびにその他の生物多様性関連条約および議題の実施における進捗状況を振り返ります。

PEACE

セッション 3
自然との調和&自然との仲直り:
革新的なプラクティスの共有

本セッションでは、自然と共存する平和構築、持続可能な開発、生物多様性の保全を促進するために、地方自治体、その他のステークホルダーからベストプラクティスや革新的な解決策を学びます。

愛知県はこのセッションで、同市の生物多様性保全の取り組みや、持続可能な開発を推進しながら、人と自然の平和的共存を実現するために最も重要な要素について共有します。

プログラムの詳細はこちら

イクレイはイクレイ世界大会2024で初めてサミットのロゴを発表しました。CBD COP16のロゴと密接に連携し、コロンビアの固有種である美しいイニリーダの花(Inirida flower)が描かれています。

このロゴには都市の要素も含まれており、CBDが昆明・モントリオール生物多様性枠組のターゲット12(人間の幸福と生物多様性のための緑地と都市計画の強化)、ターゲット14(生物多様性計画の各レベルの意思決定に生物多様性を統合する)に使用している色と同じ色を使っています。



📆8月28日(水)「コロンビア・カリ CBD COP16へのカウントダウン:地域と都市の参加」 

先日、CBCは、コロンビア・カリで開催されるCBD COP16に向けて、生物多様性の課題に関する知識構築と共有のためのウェビナーを開催しました。

本ウェビナーは、CBD COP16に参加する地方自治体、サブナショナル政府代表のための重要なブリーフィングとなります。SCBDの上級代表が地方自治体の関与について見識を示し、モントリオール市からCBD COP15の成果について共有しました。
コロンビアの環境・持続可能な開発省は、CBD COP16のスローガンである「自然との仲直り」の意味と関連性について見識を共有し、カリ市長のアレハンドロ・エデル氏がCBD COP16のビジョンを語りました。

また、10月25日から27日までCOP16会場ブルーゾーンで開催される「第8回生物多様性自治体サミット」やその他の主要イベントについて、CBCとRegions4が紹介しました。

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