【愛知県】生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)および関連イベントに参加

愛知県は、2024年10月コロンビア共和国カリ市で開催されたCOP16及びイクレイ等主催の公式パラレルイベント「第8回生物多様性自治体サミット」等に牧野副知事及び環境局職員が参加しました。主な活動内容は以下のとおりです。
第8回生物多様性自治体サミット
第8回生物多様性自治体サミットでは、「partnering」「progress」「peace」の3つのテーマでパネルディスカッションが行われ、愛知県は「peace」のセッションに参加しました。牧野副知事は、愛知万博やトヨタテストコースを例に、生物多様性と大規模開発の調和の重要性を発言しました。また、前日に開催されたハイレベルクローズド会合では、「自然との調和と平和の実現」のため、地方自治体が企業と連携し、生態系管理や取組の共有を進めることの重要性を提言しました。
海外要人との会談
バジェ・デル・カウカ県知事を表敬訪問し、愛知県が主導する「国際先進広域自治体連合(GoLS)」への参加を提案したところ、快諾されました。そのほか、生物多様性条約事務局長をはじめ各国自治体代表との意見交換を行いました。
GoLS会議の開催
通常オンラインで開催されるGoLSの会議はCOPの機会に対面で行われます。今回は5自治体と2協力団体が参加し、イクレイ日本内田事務局長の司会のもと、COP16に向けて作成した各自治体の取組成果をまとめた冊子や、今後の活動方針等について情報共有しました。
GoLS主催サイドイベント
約70名が参加したサイドイベントでは、GoLSメンバーの取組紹介やパネルディスカッションを実施しました。愛知県は、GoLSの紹介や新規メンバーの参加報告を行い、30by30の達成に向けた企業連携や湿地・藻場の保全活動を発表しました。また、広域自治体が自然環境保全の取組を活性化させることの重要性について提言しました。
サブナショナル政府諮問委員会(AC-SNG)会議への参加
条約事務局公認の組織であるAC-SNGの対面会議に参加しました。愛知県からは、地方自治体に関連する条約決定を実施するための制度的枠組みの必要性や、RegionsWithNature(RwN)を優良事例に関する情報交換の効果的なプラットフォームとして認識していることなどについて発言しました。
RegionsWithNatureへの投稿
生物多様性に係る先進事例を集めたデータベースを運用する国際プラットフォームRegionsWithNatureに、COP16の開催にあわせて、愛知県として2事例目となる「多自然川づくり」の取組を投稿しました。
(愛知県 環境局 環境政策部 環境政策課)