イクレイ設立35周年!

2025年9月8日、「イクレイ(ICLEI)- 持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会」は、設立35周年を迎えました。
イクレイは、1990年に43か国、200以上の地方自治体関係者がニューヨークの国連本部に集結し実施された「持続可能な未来のための自治体世界会議(World Congress of Local Government for a Sustainable Future)」で誕生しました。翌1991年に、カナダのトロントに世界事務局、ドイツのフライブルクにヨーロッパ事務局を設置し、活動を開始しました。
1993年には、日本事務所が開設され、イクレイ日本も本年10月に創立32周年を迎えます。イクレイは、環境への取組を推進する地方自治体のための初の国際ネットワークの1つとして始まり、現在では、125か国2,500以上の地方自治体で構成される持続可能な社会の実現を目指すネットワークへと成長しました。
1990年9月11日付のニューヨークタイムズの記事には、次のような記載があります。
“各国政府の対応の遅さに対するいら立ちを表明しながら、世界各地の地方自治体のリーダーたちは本日、地球温暖化やその他の広範な環境問題に対処するために、地方自治体が自ら行動を起こさなければならないと意見を一致させました。問題が深刻すぎて待っている余裕はないという警告を発する多くの登壇者の話を聞いた後、各市長や地域のリーダーたちは、水質汚染、有害廃棄物、森林破壊、温暖化などの共通の課題に取り組むために相互支援を行う新たな組織「国際環境自治体協議会(ICLEI)」を設立することを決定しました。”
35年が経過した現在も、この志は変わっていません。
イクレイの世界中の27事務所と700名を超えるスタッフは、すべての人にとって持続可能でレジリエントな、包括的で安全な都市・町・地域へのコミットメントを推進しています。
35周年の記念ビデオ「I am ICLEI!」もぜひ御視聴ください!
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