イクレイ・オセアニア事務局、太平洋地域における活動を拡大
イクレイ・オセアニア事務局は、気候変動や女性支援という側面から太平洋島嶼国との連携を強め、太平洋地域での活動を拡大を図っています。
2014年5月、パプア・ニューギニア、ポート・モレスビー市にて、太平洋地域自治体フォーラムが開催されました。本フォーラムを契機に、イクレイ・オセアニア事務局は「太平洋地域の自治体による気候変動対策ツールプロジェクト」の構想とその試行に向けて始動しました。
本プロジェクトは、気候変動レジリエンスアジア都市ネットワーク(Asian Cities Climate Change Resilience Network: ACCCRN)によりつくられた枠組みを基に構成され、2つの太平洋島嶼国の自治体の参加を必要とするものです。
2014年9月、女性のためのリーダーシップと機会創出基金(Funding Leadership and Opportunities for Women: FLOW)のプロジェクトの一環で、太平洋島嶼国の代表者達がオーストラリア、メルボルン市を訪れました。このプロジェクトでは、3つの太平洋島嶼国(フィジー、ソロモン諸島、ブーゲンビル島)において、女性の市民社会、及び政治社会でのリーダーシップ発揮の支援を目的としています。代表団の派遣は、全豪自治体管理者協会(Local Government Management Agency: LGMA)と英連邦地方自治体フォーラム(the Commonwealth Local Government Forum)太平洋事務所の支援のもと実現しました。この会合により、参加者は各々のプロジェクトの現状を共有し、女性支援における課題や機会について着目するこができました。また、異常気象関連の出来事や、各地域における気候変動の影響についても議論することができました。
イクレイ・オセアニア事務局は、今後も太平洋地域の自治体との協力体制をより強化し、気候変動対策活動の支援を続けていきます。