気候変動に関する政府間パネル(IPCC)気候変動と都市に関する特別報告書の執筆者とのワークショップに参加

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は第7次評価サイクルにおいて、2027年までに「気候変動と都市に関する特別報告書」(SR-Cities)を作成することを決定しています。このたび、大阪市にて、本報告書の第一回主執筆者会合が開かれるのにあわせて、環境省及び国際応用システム分析研究所(IIASA)は、「気候変動における都市の役割」に関する共同研究プロジェクトとして、都市のガバナンスをテーマとしたワークショップ「City Governance Stakeholders’ Workshop」を開催し、イクレイ日本もこれに参画しました。
2025年3月17日から18日まで開催された本ワークショップには、IPCC副議長のディアナ・ウルゲ・ヴォーサッツ氏や、IPCC第2作業部会共同議長のウィンストン・チョウ氏、IPCC/SRC コーディネーティング・リード・ライターのデブラ・ロバーツ氏のほか、環境省、IIASA、地球環境戦略研究機関(IGES)、日本の自治体職員などが一堂に会しました。イクレイ加盟自治体からは、さいたま市、所沢市、横浜市の職員が参加しました。
小グループに分かれて、都市のガバナンスに関する事項を話し合ったあと、事前に実施された「気候変動政策における自治体のガバナンス調査」の集計結果と合わせて全体で議論が行われました。IPCCの専門家らも、日本の自治体の気候変動への取組や課題に強い関心が寄せられました。
イクレイ日本は、環境省やIIASAと共に「気候変動と都市に関する特別報告書」に重要な知見を提供するべく、貢献していきます。
関連サイト:
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)気候変動と都市に関する特別報告書にかかる第1回主執筆者会合の開催地決定 について | 報道発表資料 | 環境省
- 日本の経験は、IPCC気候変動と都市報告書にどのように貢献できるか? | IGES