【ヨハネスブルグ市】(南アフリカ)、カー・フリー化を推進
南アフリカ・ヨハネブルク市は来年10月に世界エコ・モビリティ・フェスティバルを開催し、人と地球にやさしい交通制度を推進する。
2015年10月1日~31日の南アフリカ交通月間において、ヨハネスブルグ市ではユニークなイベントが実施される予定だ。この期間中、同市は世界で二番目に「世界エコ・モビリティ・フェスティバル2015」を開催する。これは1ヵ月間、カー・フリー(車の走行禁止)区域を設定するものであり、ヨハネスブルグ市の住民と訪問者に、エコ・モバイルな将来像を実際に体験にしてもらうことを目的としている。
「このイベントでは、来年の交通月間中(2015年)、私たちの市で二番目に大きい経済地域:サントン内の道路数本に車両規制をかけ、その代わりに公共交通機関、歩行者、自転車やその他エコモバイルな交通機関の利用を奨励します。」Cllr Parks Tauヨハネスブルグ市長は説明を続ける。
「私たちは、住民や訪問者にエコ・モバイルな未来は実現可能であり、また公共交通機関、徒歩、自転車利用はどこにでも行けて、安全、魅力的でかっこいいことなのだ、という事を伝えたいですね。」市長はこの月間中、サントンに往来する代替交通機関を設置することも明言している。また、同市では討議やランニング、サイクリング等のイベントを実施し、多くの人々をサントンに呼び込み、カー・フリーの環境が楽しめうるような企画を準備している。
今後数カ月で、ヨハネスブルグ市は住民、土地所有者、ビジネス・交通関連のステークホルダーとの間で、参加についての討議を重ね、閉鎖する車道や代替交通機関、イベントについて絞り込んでいく予定である。
Parks Tau市長はこのようなコメントも残している。「ヨハネスブルグ市は、全ての関係者の方にこのイベントの意志決定に関わっていただきたい。、またエコ・モバイルという切り口からの低炭素の未来像を共に描き、盛り上げ、交流してもらえるような機会を約束します。」
GinoVin Beginイクレイ世界事務局長は、この企画に対してこのようなコメントを残している。「私たちイクレイは、このような画期的な決断をし、世界に対して、都市交通が石油依存型車社会でいる必要はない、という事を証明してくれるヨハネスブルグ市民を誇りに思っています。ヨハネスブルグ市長は、人にも環境にも優しい都市の交通システムという、大変素晴らしい決意をしてくれた。」