NYにて国連気候サミット開催
2014年9月23日、米国、ニューヨークにて、国連気候サミットが開催され、代表的な都市ネットワーク間で「首長誓約」が結ばれた。
Ban Ki-moon国連事務局長と、都市と気候変動問題担当のMichael R. Bloomberg国連事務総長特別代表は23日、国連気候サミットにて都市間の気候変動対策として最大の盟約となる首長誓約を発表した。
「このグローバルな問題の前進や刷新の鍵は、都市が握っています。今後1年間で、政府が温室効果ガス削減の新たな目標を設定する際、この誓約が後押しをしてくれるでしょう。」と、Bloomberg国連事務総長特別代表はコメントを残している。
この枠組みにより、都市は既存の削減目標と計画の公表し、その進捗の年次報告を行い、気候変動対策における、厳密で透明性の高い計測方法と管理方法を、国策に応用することを、温室効果ガスの削減活動として公約することになる。
首長は現在、意欲的かつ自主的に、都市の気候対策実施公約、あるいは温室効果ガス排出削減目標設定、気候変動リスクへの対応の取組を段階的に強化 している。首長誓約は、これらの努力の基盤の上に立ち、目標達成に向けて、都市ネットワーク組織が定めた厳格で整合性のある基準に基づいて、広く認められ た都市プラットフォームcarbonn Climate Registryを通して、進捗状況を報告し、情報を公開することを公約する。
本首長誓約の、重要な協賛団体として、世界的都市ネットワークの代表例である世界大都市気候先導グループ(Cities Climate Leadership Group: C40)や、イクレイ-持続可性を目指す自治体協議会(ICLEI-Local Governments for Sustainability)、都市・自治体連合(United Cities and Local Governments: UCLG)、そして都市問題の国連先導団体、国連ハビタットからの支持が挙げられた。
ボン市長、兼イクレイ首長ネットワークのリーダーであるJürgen Nimptsch氏は、こう語っている。「この誓約は、新たな政治的公約というだけではありません。これは、世界が今必要としている気候変動対策を促進し、さらに強化させる新たな促進剤なのです。」