【飯田市・京都市・札幌市】脱炭素先行地域選定 第2弾 選定証授与式が行われました
世界は気候変動など地球規模の課題に直面しております。地球環境問題はグローバルな社会・経済と深く関わっており、私たちは脱炭素社会を実現させることで持続可能な開発を実現していかなければなりません。
環境省はこのような危機に対応するために脱炭素社会の実現を目指し、全国に先駆けて2030年度までにCO2排出実質ゼロを実現するためのモデルとなる脱炭素先行地域(※)を募集しています。そして、11月1日、17道府県から20件の提案が第2弾として選定されました。
イクレイ日本の会員自治体からは、飯田市、京都市、札幌市が選定されました。
飯田市:地域マイクログリッド構築によるレジリエンスの向上、太陽光発電及び蓄電池の積極導入、脱炭素社会を担う人材育成などを実施。
京都市:地域コミュニティの核である文化遺産、商店街、住まいにおける脱炭素転換を図ることで、地域力を向上させる「ゼロカーボン古都モデル」を目指す。
札幌市:熱需要が多いという積雪寒冷地の特性を踏まえ、カーボンニュートラルガスや木質バイオマスを熱源とする中心市街地における電気・熱の両側面での脱炭素化や、水素社会の実現を見据えた、水素モデル街区の形成と道内他地域との連携によるグリーン水素サプライチェーンの構築などに取り組む。
※脱炭素先行地域とは、国が「地域脱炭素ロードマップ」及び「地球温暖化対策計画」に基づき、2030 年までに家庭部門及び業務その他部門の電力消費に伴うCO2排出実質ゼロにするとともに、CO2以外の温室効果ガス排出削減についても、日本全体の2030 年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域。環境省は、少なくとも全国で100 地域を採択する予定。
2022年12月20日、飯田市、京都市、札幌市は東京都内にて環境大臣より選定証の授与を受けました。
今回、選定されたイクレイ会員自治体の提案は、それぞれの地域特性を前面に打ち出した内容になっています。
イクレイ日本は選定された会員自治体が世界に広がる「脱炭素ドミノ」の起点となり、国内外の他の地域に広がるよう、イクレイのネットワークを通じさまざまな角度で支援をしてまいります。
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