スマート・ビン(ハイテクなごみ処理容器)がごみ分別を促進
イタリアの複数の自治体(Greve, San Casciano, Tavarnelle Val di Pesa)で、残余廃棄物の新たな収集システムが試行されている。廃棄物処理局が設置した革新的なごみ処理容器は、個人の電子メモリースティックを挿入して開けるため、適切な分別をしないとごみを出しにくくなり、良心的なごみ出しを促すことにつながっている。
1万人以上を巻き込むこの試験では、自治体の全廃棄物を10%削減することを目指している。 また、ごみの分別率を全自治体で65%以上増加させることも想定されている。今後はこの試行結果に基づいて、同様のシステムを徐々にに地域全体に普及させていく。
このプロジェクトは、現在進行中の「LIFE+Wast Less Chianti project」の活動の一環である。このChiantiプロジェクトにより、Chiantiの包括的廃棄物抑制・削減プログラムの実施とモニタリングを通して行われる、廃棄物抑制と持続可能な消費に関する欧州および国の政策の成功に貢献することを目指している。
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(翻訳協力:宇賀神とし)