東京都とクアラルンプール市における建築物の省エネ普及に向けた脱炭素制度構築支援事業成果報告会
✎2021年2月18日
本報告会は、2050年までにゼロ・カーボン宣言をした東京都と、2050年にカーボンニュートラルを目指すクアラルンプール市が、気候変動対策と世界的な1.5℃目標の達成に貢献するために共に進めてきた活動内容を紹介する目的で開催されました。
本プロジェクトは、東京都が有する施設や民間建物を対象とした省エネ・CO2削減施策の経験等を踏まえ、クアラルンプール市における建物の脱炭素化施策の構築を支援するものであり、基盤整備が着実に進んでいます。
プロジェクト関係者による挨拶の後、イクレイ世界事務局のユヌス・アリカン氏が脱炭素化に向けた本事業への期待を述べ、東京都及びクアラルンプール市のプロジェクトの関係者が活動報告や成果を発表しました。質疑応答では東京都やクアラルンプール市の取組について多くの質問が出され、最後に再度、イクレイ世界事務局のユヌス・アリカン氏より「イクレイがマレーシアと協力し、東京都とクアラルンプール市のような先進的事例を他の都市で実現できることを示したい」とのポジティブなコメントが出されました。
東京都は昨年度から、環境省「脱炭素社会実現のための都市間連携事業」〔事業実施者:地球環境戦略研究機関(IGES)〕の共同応募者として、クアラルンプール市との連携を深めています。