第1回特別イクレイカフェ「2023年の国際的な流れとCDP-ICLEIトラックについて」を開催しました
イクレイ日本は会員自治体の「情報交換」「情報発信」に加え、会員自治体職員の「学びの場」として、イクレイカフェをハイブリッドで開催しています。また、会員限定サービスとして、イクレイカフェの録画と資料を終了後に配布しています。
2023年度第1回特別イクレイカフェでは、今年度の国際的な流れをイクレイ日本内田東吾が解説し、昨今の環境報告の潮流について、CDPジャパンにお話しいただきました。
CDP-ICLEI Trackは、世界をリードする気候報告プラットフォームであり、都市に対する進捗状況の説明責任メカニズムです。CDP-ICLEI Trackを通じて、自治体はCDP、世界気候エネルギー首長誓約(GCoM)、C40に環境情報を開示することができます。GCoMの質問はCDPの質問書と統合されており、自治体はログイン後にガイダンスやウェビナーなどのサポートを利用できます。2019年には、イクレイはCDPと提携し、都市自治体が環境情報報告に便利な統一プラットフォームを利用できるようにしました。これにより、自治体は一つのプラットフォームで一度に情報を開示することができるようになりました。
参加自治体大募集!温暖化対策の国際コンテスト「OPCC 2023-24」が開催
ワンプラネット・シティチャレンジ(OPCC)は、世界の自治体の気候変動対策を評価する国際的なコンテストです。OPCCへの参加は、各自治体がCDP-ICLEI Trackに登録、報告する削減目標や対策計画のデータが活用され、主催団体のWWFが基準に基づいて審査します。また、報告データは、世界気候エネルギー首長誓約(GCoM)の報告フレームワークにも準拠しています。
2011年以来、69カ国の700以上の都市が参加し、2021年から2022年には東京都、京都市、富山市が参加しました。東京都は国内優秀自治体に選ばれました。
OPCCはコンテストとして位置づけられていますが、各自治体の目標や取り組みを評価し、1.5℃目標を達成するための方法や改善点を示す貴重なツールです。自治体の参加を歓迎しています。