【板橋区】区営高島平七丁目アパートスマート化事業
板橋区では、この中で特に潜在的省エネルギー効果が高いと考えられる集合住宅において、省エネや節電を行う必要があることから、スマートシティ実証事業として位置付け、モデル集合住宅として区営高島平七丁目アパート(住宅戸数:88戸)を選定し、スマート化事業を平成27年11月30日より実施しています。
これまで個々の世帯で契約していた電気契約を、アパート全体の電力を一括で受電する高圧一括受電に切替え電気代を割引するとともに、その差額の一部を用いて、MEMS(マンションエネルギーマネジメントシステム)やスマートメータ等の設備を導入し、使用電力量等の見える化サービスを行い、さらに使用電力量等を活用した見守りサービスを実施しています。
なお、本事業に係る経費については高圧一括受電により得られた利益によって賄うため、区・自治会・住民に新たな費用負担は発生せず、自治会・住民は従来の電気よりも安価な電気を購入することができます。
本事業は、民間事業者の活力を得ながらアパートの住民との協働により進める事業であり、現在、集合住宅のスマート化に向けたノウハウ、課題及び付加サービスの有効性を把握するため事業検証を行っています。