福島県の大学生3名が日本・マレーシア環境ウィークに参加|カーボンニュートラルを世界へ発信
2025年10月15日~17日、マレーシア・クアラルンプールで「日本・マレーシア環境ウィーク」が開催されました。
16日には、ハイレベル・プレナリーセッションが行われ、日本とマレーシアの若者、企業、地域関係者が一堂に会し、それぞれの知見や経験を共有するとともに、両国の今後の協力に向けた実践的な道筋を探りました。なお、本セッションでは、イクレイ日本の内田東吾事務局長がモデレーターを務めました。
ハイレベル・プレナリーセッションでは、両国の代表者等による挨拶のほか、今年9月にイクレイに加盟した福島県の内堀 雅雄知事がビデオメッセージで登壇し、震災からの復興とともに県で進めているカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みについて発表を行いました。
続くプレナリーセッションでは、福島県から「ふくしまカーボンニュートラルアンバサダー」に任命された、福島大学の学生3名(小島 彩也乃さん、塩田 優莉さん、仁野平 未来さん)が基調講演とパネルディスカッションに登壇しました。基調講演では、震災を経験した福島にとって、2050年カーボンニュートラルの実現は未来への原動力であり、その実現のためには産官学の連携が重要であることや、実現に向けて、未来を担う当事者として期待に応えたい思いを英語で力強く発信しました。
その後のパネルディスカッションでは、3名がクアラルンプール市職員や地元マレーシアの学生アンバサダーととも議論を交わし、脱炭素社会の実現のためには、単に目標を掲げるだけでなく、情熱をもって人々を巻き込みながら行動することが重要であることを、対話を通じて学び合いました。
3名の大学生は帰国後、11月上旬に福島にて行われる報告会にて、マレーシアで得た経験と学びを報告する予定です。

