G7議長国カナダにU7宣言を手交(2025年5月29日)


写真:左からカナダ自治体連盟(FCM)会長レベッカ・ブライ氏、G7シェルパのシンシア・ターモルシャイゼン氏、カナダ・キッチナー市長ベリー・ヴルバノヴィッチ氏(Photo by FCM)
2025年6月のG7サミット(主要7か国首脳会議)に先駆け、アーバン7(U7)は、今年のG7議長国カナダの外務副大臣(G7シェルパ)に、都市の提言である「アーバン7(U7)宣言:建設的な多層的・多国間主義の実現に向けた提案」を手交しました。今回手交されたU7宣言は、先月神戸市で開催されたU7市長サミットにおいて議論されたものです。U7は宣言の中で、気候変動、社会的不平等、地政学的変化といった地球規模の課題への取組において、都市が果たす役割を訴えました。また、U7は、国際的な意思決定プロセスにおける都市の制度的関与の強化を求め、U7がG7の公式エンゲージメント・グループとして正式に承認されることを強く求めています。
U7宣言の主な提言内容は次のとおりです。
✅U7をG7の公式エンゲージ・グループとして承認
✅地球規模の優先事項に対する都市への権限とリソースの付与
✅国際的な都市間協力の強化と支援
✅責任あるAIガバナンスの確保
✅地域活動とパートナーシップに基づく民主主義とレジリエンスの強化
神戸市で開催されたU7市長サミットの勢いを受け、今回カナダにおいてG7代表者への正式な手交が実現しました。U7市長サミットの前日に実施された神戸市グローバルカンファレンスでの議論も本宣言に反映されています。
U7宣言の全文はこちら(英語・日本語仮訳)
U7公式発表はこちら