【横浜市】IUCプロジェクトでドイツ・フランクフルト・アム・マイン市を訪問しました
8月20~22日に、IUCプロジェクトの一環として、横浜市代表団がドイツのフランクフルト市を訪問し、気候変動対策やスマートシティに関する意見交換及び視察を行いました。
IUCプロジェクトは、2017年にスタートした、EUによる持続可能なまちづくりの推進を目的とするプロジェクトであり、EU内の都市と世界の都市(日本、中国、インド、南北アメリカ)とがペアを組み、相互訪問等を通じて知見を共有し、課題解決に取り組んでいくことを目的としています。
日本では、欧州委員会地域・都市政策総局と国土交通省都市局の間で交わされたEUと日本との間での都市政策対話に関する文書に基づいて実施されており、横浜市を含め8つのペアが選ばれています。
横浜市は、本プロジェクトに2011年にパートナーシップ協定を締結したフランクフルト市とのペアで参加し、今年の4月にはフランクフルト市代表団が横浜市を訪問しました。
今回の訪問では、フランクフルト旧市街における省エネと文化・歴史的価値を両立したまちづくりの様子や、フランクフルト空港での低炭素モビリティの活用、中学生向けの環境教育の様子を視察しました。また、両都市で取り組んでいる「エネルギーマネジメント」「普及啓発」「水素施策」「低炭素交通」について意見交換を行いました。
横浜市とフランクフルト市はともにカーボンニュートラルを目指しており、再エネ導入量増加のための広域連携や脱炭素経済への移行など、共通した課題を抱えています。そのため、非常に有意義な議論を行うことができました。特に、フランクフルト市が実施している、エネルギーの節約を達成した家庭や公共施設にボーナスを与える制度は、市民や施設管理者が省エネに取り組むインセンティブとなっており、大変参考になりました。
このように、本スタディツアーは両市のこれからの交流の進展について大きく期待の持てる内容となりました。本訪問を含む交流の成果については、今後、IUCプロジェクトのウェブサイト等を通じて発信してまいります。
詳細・関連情報
(横浜市温暖化対策統括本部調整課)