アジア循環型都市宣言制度(ACCD)、「ACCD Action 2026」を発表|署名都市が43都市に拡大
2026年9月3日から4日にかけて、横浜市とICLEI日本は共同で、第1回アジア太平洋循環型都市フォーラム(APCCフォーラム)を開催しました。
APCCフォーラムには、循環経済を推進するアジアの都市や国際機関など国内外から52の自治体・機関が参加し、循環型都市の実現に向けた先進事例の共有や共通する課題について活発な議論が行われました。
ACCDの署名都市が43都市へ拡大、ロゴも発表
フォーラムでは、「アジア循環型都市宣言制度(Asian Circular Cities Declaration, ACCD)」に関する「ACCD 1st Gathering」も開催されました。
ACCDの創設都市26都市のうち19都市がフォーラムで開催された各セッションに参加し、循環経済に関する取り組みや先進事例を共有するとともに、各都市が抱える課題について積極的な議論が行われました。
クロージングセッションでは、イクレイ日本の内田事務局長より、新たに17都市がACCDに署名し、署名都市が26都市から43都市へ拡大したことが発表されました。署名都市の人口規模は約8,200万人に達します。
ACCD創設都市アンケート調査の結果
ACCD署名都市の現状やACCDの組織のあり方、今後の活動内容を検討するにあたり、APCCフォーラムに先立ってACCD創設都市を対象としたアンケートを実施しました。調査結果は、APCCフォーラムのクロージングセッションで公表されました。
アンケートに回答した20都市全てが循環経済に関する目標・戦略を策定し、普及啓発を実施していると回答しました。
一方で、多くの都市にとって市場の創出が共通の課題となっていることが判明しました。地方独自の規制、公共調達の活用、インセンティブの導入の達成率が最も弱い分野であると考えられます。また、修理・リユース・再生材市場を後押しする制度は、各都市が共有する最も明確な共通課題となっています。
ACCD Action 2026
イクレイ日本の竹本理事長は、アンケート調査の結果を踏まえ、ワーキンググループの設置などを含む「ACCD Action 2026」を発表しました。
APCCフォーラムでの議論を踏まえて、ACCDでは今後、以下の3つのイニシアティブを推進します。
イニシアティブ1️⃣:3つのワーキンググループを設置
ワーキンググループ①
知識の共有とベストプラクティスに焦点を当てます。
ワーキンググループ②
ソリューションのマッチングと共創に焦点を当てます。
ワーキンググループ③
進捗状況をモニタリングするための方法の策定に焦点を当てます。
イニシアティブ2️⃣:共同アドボカシーと国際協力
各都市の活動を通じて、政府機関や関連組織と連携し、共通の課題に共同で取り組んでいきます。ACCDを主要な地域的イニシアティブとして位置づけ、国際社会に対してこれらの課題を提起していきます。
こうした共同の取り組みを通じて、政策立案に貢献するとともに、将来に向けた循環型都市のさらなる拡大と発展を図っていきます。この取り組みの一環として、CCD Europeとの連携を強化し、双方のさらなる発展に向けた相互学習と協力を促進していきます。
イニシアティブ3️⃣:ACCDネットワークの拡大
ACCDネットワークの活動全体をさらに拡大するため、以下の4つの取り組みを推進します。
- より多くの都市にACCDへの参加を呼びかけます。
- ACCDの強化に資するプログラムやプロジェクトに向けて、国際機関や財団に積極的に働きかけます。
- 機会をさらに拡大するため、民間企業を巻き込む仕組みを検討します(ACCDパートナー)。
- 報告書を公表します。
イクレイ日本は、新たに加わった17都市を含むACCD署名都市43都市と共に、ACCDの活動をさらに推進し、アジア全域における循環型社会の実現に向けて引き続き貢献していきます。
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