国連生物多様性条約第17回締約国会議(CBD COP17)
アルメニア・エレバン
2026年10月19日 - 30日

2026年10月19日から30日にかけて、国連生物多様性条約第17回締約国会議(CBD COP17)がアルメニア・エレバンで開催されます。今回のCBD COP17では、「昆明・モントリオール生物多様性枠組(KMGBF)」の2030年目標に向けた進捗状況を評価する「グローバルレビュー」が予定されており、目標達成に向けた自治体の役割が改めて注目されています。

CBD COP17に向けては、さまざまな準備会合や関連会合が開催されており、その一つとして、2026年9月7日~9日、中国・昆明で「Kunming Dialogue(昆明ダイアログ)」が開催されました。同ダイアログでは、KMGBFの実施における進捗や課題を踏まえ、取組のギャップを埋めるための優良事例や解決策について、各国政府、自治体、先住民・地域コミュニティなどの関係者が非公式に意見交換を行いました。議論を通じて、CBD COP17で予定されるKMGBFの「グローバルレビュー」の対象範囲について共通認識を形成することを目指しています。

CBD COP17における自治体関連イベント

CBD COP17の開催期間中、10月20日〜30日に「Local and Subnational Hub」が設置され、自治体の生物多様性保全への貢献や、国際的な生物多様性目標の達成に向けた取組をテーマとするハイレベル・イベントをはじめ、関連セッションが開催される予定です。この期間中の10月24日には、「第9回生物多様性自治体サミット」が開催されます。

📅第9回生物多様性自治体サミット|2026年10月24日

CBD COP17会期中には、自治体の生物多様性保全に関する取組を共有・発信する「第9回生物多様性自治体サミット(9th Summit for Subnational Governments and Cities)」も開催されます。本サミットは、イクレイ、生物多様性条約事務局、Regions4、CBD COP17開催国であるアルメニアおよびエレバン市の共催により、CBD COP17の公式関連イベントとして2026年10月24日に開催されます。

イクレイは、過去20年にわたり、イクレイ都市生物多様性センター(CBC)を通じて、生物多様性条約事務局、生物多様性条約締約国会議(CBD COP)開催国・都市、そしてRegions4や国連環境計画(UNEP)などの主要なパートナーと緊密に協力しきました。CBD COPにおいて自治体の声を高め、人々と生物多様性が繁栄する活力ある都市・地域づくりに向けた強力な行動を起こしてきました。

このような協力関係は、CBD COPにおける公式なパラレルイベントとして、生物多様性自治体サミットを開催するだけでなく、交渉プロセスへの参加機会と発言を確保しました。その結果、生物多様性条約や生物多様性の世界目標に対する都市や地域の貢献を認める20以上の決定が採択され、その中には、サブナショナル政府や都市が関与するマルチレベル・ガバナンスメカニズムや行動計画を定める専用の決定も含まれています。

第9回サミットロゴに込められたメッセージ

第9回生物多様性自治体サミットのロゴは、CBD COP17公式ロゴが込める理念を受け継ぎ、蝶のイメージや色のグラデーションを基調としながら、開催都市エレバンの都市環境を象徴する要素を取り入れています。デザインには、エレバンを代表するランドマークであり、文化・芸術・人々の交流の拠点でもある「カスケード・コンプレックス(Cascade Complex)」の要素が取り入れられています。

さらに、このロゴにはより深い意味が込められています。ロゴ内でカスケード・コンプレックスを表現した部分に配置された11の円は、KMGBFのターゲット11と結び付けられており、自然が人々にもたらす恩恵を表しています。また、ロゴにはターゲット12を象徴する青色も取り入れられています。ターゲット12は、生物多様性に配慮した都市計画の重要性を強調し、建物や人工的な都市空間の中にも自然のための場所を確保することを求めています。

このように、ロゴには、自然と都市、人々と生物多様性のつながりを象徴するメッセージが込められています。そして、自治体が地域に根ざした取組を通じて、、CBD COP17のテーマである「自然のための行動(Taking action for nature)」を推進し、人と生物多様性がともに繁栄する持続可能な都市・地域づくりを目指すという、第9回生物多様性自治体サミットの理念を表しています。

サミット全体のプログラムや登壇者などの詳細は、以下のページをご覧ください。

「第9回生物多様性自治体サミット」公式サイト

「CBD COP17」公式サイト

🤝イクレイ日本会員自治体の参加

「第9回生物多様性自治体サミット」には、日本から、愛知県、川崎市、神戸市、東京都が参加しました。愛知県副知事と川崎市長は現地で登壇し、自治体による生物多様性保全の取組を国際社会に発信しました。
当日の様子は、UN Web TVで公開されている録画映像からご覧いただけます。

▶ 愛知県:古瀬陽子副知事(メッセージ発信セッション、動画45:20~)
▶ 川崎市:福田紀彦市長(対話セッション、動画1:56:45~)

UN Web TVで録画映像を見る

また、神戸市は「国連生物多様性条約締約国会議(CBD COP17)派遣事業」を実施し、ユース世代の人材育成と市民への啓発を目的に、5名の学生をCBD COP17(アルメニア・エレバン)に派遣します。現地では、ユースイベントでの登壇や海外の学生・自治体との意見交換などを行います。

国連生物多様性条約第17回締約国会議(CBD COP17)
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