インターンの成果発表会を開催しました

イクレイ日本は、7月から台湾からのインターン2名(施 宏儒さん(シーさん)、張 育瑄さん(ユセンさん)を受け入れ、自治体による持続可能なまちづくりや国際的なネットワークを通じた取組について理解を深めることを目的としたプログラムを実施しました。

イクレイ日本では、日本の自治体の取組を調査したうえで日本と台湾の違いを比較し、台湾の自治体に適した取組の実現の可能性を検討していただきました。
また、地球環境戦略研究機関(IGES)でもプログラムを実施し、台湾における農業用プラスチック問題をテーマとした研究をしていただきました。

韓国の自治体を対象とした日本でのワークショップ

韓国の自治体を対象とした日本でのワークショップ

イクレイ韓国事務所は、循環型都市の実現をテーマに、韓国の自治体を対象とした日本でのワークショップを開催しました。

インターンのお二人には、イクレイ日本の窓口となってイクレイ韓国事務所、各自治体や企業の方と連絡を取り、ワークショップの実施に向けた具体的な調整を担っていただきました。
また、「APCCフォーラム」にも参加していただき、受付やセッションの補助を担っていただきました。

武蔵野市

8月31日に武蔵野クリーンセンターを視察し、ごみ処理の流れや、市民との対話や議論を重ねながら建て替えの計画が進められた経過について説明を受けました。また、スマートごみ箱「SmaGO(スマゴ)」の概要など、武蔵野市における具体的な取組をご紹介いただき、韓国の自治体職員との意見交換を行いました。

川崎市

9月1日に川崎市および株式会社レゾナックを視察しました。川崎市では、川崎エコタウンの成り立ちや、川崎市におけるプラスチックリサイクルの取組、川崎ゼロエミッション工業団地等についてご紹介いただき、韓国の自治体職員との意見交換を行いました。
また、日本最大級のケミカルリサイクル施設である株式会社レゾナックでは、使用済みプラスチックの破砕成形設備、ガス化設備を見学させていただきました。

横浜市

9月2日に横浜市の金沢資源選別センターにて、飲料容器向けAI自動選別ロボットの実証実験を見学しました。また、SDGsロッカー、廃食油のSAF(持続可能な航空燃料)、都市の循環型社会への移行に向けた共創拠点としての役割を担っているBankPark YOKOHAMAを見学させていただきました。見学の後には、ヨコハマSDGsデザインセンターの取組や循環型都市への移行について意見交換がされました。

アジア太平洋循環型都市フォーラム(APCCフォーラム)

9月3日から4日に横浜で開催された「APCCフォーラム」にも参加いただき、アジア循環型都市宣言制度(ACCD)の署名都市の受付や各セッションの運営補助を担っていただきました。

大阪ワークショップ

9月14日から16日に国連環境計画(UNEP)が大阪で開催した”Behavioural Insights for Better Waste Management Workshop,”に参加し、行動科学、データ活用、財務的な側面など、さまざまな視点から廃棄物管理の課題について検討しました。視察では、関西リサイクルシステムズ株式会社および栄伸開発株式会社を訪問し、家電リサイクルやプラスチックリサイクル施設などを見学しました。

成果発表会

10月8日に、本プログラムの成果発表会を開催しました。

シーさんは、イクレイでのプログラムを通じて学んだ、日本を含むアジア各国の自治体における再生可能エネルギーやプラスチックリサイクルに関する先進的な取り組みを紹介しました。さらに、台湾と日本の地方自治のあり方を比較した上で、台湾が日本の取り組みを参考にしつつ、台湾の自治体の実態に即した枠組みを構築できるのではないかと結論づけています。
また、IGESのプログラムを通じて、台湾における農業用プラスチック問題について研究を行い、大阪でのワークショップや視察から得られた主要な課題等について報告しました。

ユセンさんは、イクレイでのプログラムを通じて「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)と都市」というテーマに焦点を当て、同テーマにおけるイクレイの役割や地方自治体への影響、そして日本国内の自治体による持続可能な取り組みについて共有しました。
さらに、IGESのプログラムを通じて、台湾の農業環境におけるマイクロプラスチックが、食品摂取を通じて人の健康に与える影響について研究を行いました。その結果、科学的根拠に基づいた食品のモニタリングを優先的に実施することの重要性を指摘し、将来的な健康リスク評価に向けた基準値の設定を支援する政策が必要であると結論づけました。

インターンのお二人は、本プログラムの目的に沿った内容だけでなく、働くうえでの日本と台湾の違いなど、様々なことを学んでいただきました。今後、本プログラムで得た知見やスキルを活かし、台湾のさまざまな分野の発展に貢献することが期待されます。

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